VANCOUVER
WASHINGTON
(VAN)


Station Mapポートランド(南)からの列車はコロンビア川の長い鉄橋を渡るとすぐこの駅に到着します。 バンクーバーはシカゴ方面とシアトル方面との分岐駅になっていて、シカゴ方面へは鉄橋を渡った後、駅の手前で右(東)に分岐していきます。 その関係で駅の配置が三角形になっています(駅構内略図を参照、略図なのでいくつかの貨物引込線は省略しています)。 1908年建造の駅舎は1988年に部分的に改築されてはいますが、昔の面影が残っていて良い味を出しています。 駅から南方面を見ると鉄橋が見渡せます。 この鉄橋は大きな旋回橋で、ちょうど私がいる時に横に開いてくれました。 恥ずかしながら開いてくれるまで旋回橋だということを知りませんでした。 その後、旋回橋について調べてみると、このコロンビア川の旋回橋の南側にもうひとつ1908年完成のウィラミット川の旋回橋があり、そちらの橋の旋回部分の全長は159mあり全米1位の長さを誇っています。 バンクーバー駅は同名のものがもうひとつカナダのブリティッシュコロンビアにもあります。 というよりカナダのバンクーバーの方が有名なのでそちらのほうをご存知の人が多いと思います。 比較的距離が近いので、少々紛らわしくもあります。 私もカナダのバンクーバーへ行く時にシアトルの駅で 「バンクーバーまで」 と言ったら 「カナダのバンクーバーですね」 と念を押されました。

360360.com で、バンクーバー駅の上下左右360度が見れる画像を提供しています。

 

再訪記:
この駅を再訪したのには訳があります。 話せば長くなるし、たいした話ではないのですが、一応理由をお話します。 結論から先に言うと、この駅の待合所をもう一度見るために来たのです。 今回再訪するまではバンクーバー駅の待合所の写真は撮っていませんでした。 しかし、このホームページを開設してしばらくの間は
「バンクーバー駅待合所」 として1枚の写真が公開されていました。 実はその待合所の写真はひとつ隣にあるケルソ駅のものだったのです。 なぜその間違いに気付いたかというと、当時はケルソ駅待合所の写真がないと思っていて、2003年3月にケルソ駅を再訪したのです。 しかし、そのケルソ駅で見たものは私がバンクーバー駅待合所だと思っていた光景でした。 つまりケルソ駅とバンクーバー駅の待合所を取り違えていたということです。 これは駅を愛する者にとって致命的なミスで、この失敗の後しばらくは落ち込んでいました。 私はプロフェッショナルではないし、単なる自己満足でホームページを作っていますが、情報は正確なものを提供する責任があると思っています。 例えばこれが日本の小駅の情報だとして、それが間違っていたとしても、「それ違いますよ」 といった感じの鋭い突込みを誰かがしてくれるような気がしますが、アメリカの小駅となると知っている人は少ないだろうし、間違った情報を鵜呑みにしてしまう可能性が高いですよね。 それほどの情報ではないですし、間違っていたからといって大して問題にはなりませんが、当方としては冷や汗が出ます。 その間違いが判明した後、それではバンクーバー駅の待合所はどんな雰囲気だっただろうかと考えても、どうしてもその光景が思い出せなかったのです。 駅舎内に入ったのは確かなのです、それは覚えています。 でも、その待合所の光景の記憶が全くない。 何とも情けない話です。 ですからどうしてもバンクーバー駅の待合所をもう一度見て、今度は確実に記憶に留めて置きたかったのです。  そんな感情的な思い入れもあり、前回は車で駅訪しましたが(邪道)、今回はきちんと列車で訪れました(正道)。 私の乗車したカスケーズ号507列車は定刻より10分ほど遅れて、午後5時にバンクーバー駅に到着しました。 アムトラックの場合、10分程度の遅れは定刻と見なして良く、やはり短距離列車だけあり、時刻通りに運行されているようです。 駅の周辺を観察し、念願の待合所に入りました。 待合所を見れば少しは思い出すかなと思ったのですが、全然覚えていなくて、まるで初めて来た駅のように感じてしまいました。 ひょっとしたら最近に改装工事とかしたのだろうか。 でもそんな風には全然見えない古びた内装でした。 一度は見ているのだから、少しの既視感はあって良いはずなのですが、何だか不思議な駅だなあ。 まあ、とにかくこれで目的は果たしたという事で、このあとは隣の町、オレゴン州ポートランドへと行く予定になっています。 バンクーバー駅は町外れの工場地帯のような殺風景な所にあり、駅からのローカルバスの便もありませんでした。 もちろんここは前に訪れたことがあるので、そのような駅の状況は知っていました。 それでも構わずにこの駅で降りたのは、この後はポートランドへ行く以外、他にすることがなく時間的な余裕があり、何とかなるだろうという楽観的な考えからでした。 もしポートランドへの足がなくても、少なくとも4時間後には次の列車(カスケーズ号509列車)があり、それに乗ればポートランドへは辿り着けるという保障もありました。 そんな感じでもう一度駅舎内に入り、公共交通(市バス)などの情報はないかと調べていると、チケットカウンターにタクシーでの無料送迎に関する情報を発見しました。 それによると、このアムトラックのバンクーバー駅とバスターミナルのあるバンクーバーダウンタウンまで、無料でタクシーが利用できるというものです(タクシー代金はアムトラックが支払う)。 さっそくチケットカウンターにいたアムトラック係員にタクシーでの無料送迎について詳しく聞きました。 彼は 「Amtrak Taxi Connector Voucher」 というタクシー代の引換券を1枚渡してくれて、ここに書いてあるタクシー会社に電話して呼ぶようにと教えてくれました。 タクシーに乗ったら、その引換券を渡せばタクシー代は無料になるということでした。 その引換券には3社のタクシー会社の電話番号が書かれていましたが、電話をしてみると、1社目は誰も出ず、2社目は1時間30分待ちと言い、3社目はもう面倒くさくて掛けませんでした。 もう一度チケットカウンターに行き、ここからバスターミナルまでどれくらいあるのかと聞くと、東へ8ブロックくらいだと教えてくれました。 そのくらいの距離ならば歩いても問題はないと判断し、自分の足でバスターミナルへと向かいました。 20分くらいでバスターミナルに着き、そこからは頻繁に出ているポートランド行きのバスに乗り、無事ポートランドダウンタウンに着くことが出来ました。 結果的には使いませんでしたが、この駅のタクシー券の存在は車で駅訪しただけでは気付かなかったことです。 やはり利用者の立場になって駅を使わないと、その駅の本当の姿は見えて来ないということですね。

 

駅情報:

所在地

Foot of West 11th Street
Vancouver, WA 98660

Map

経緯度

北緯45.63度 西経122.69度

標高

45m

人口

143560人

駅員

有人駅

営業時間

8:00-20:00 毎日

駅舎

1908年建造、1988年部分改装

乗降客数

73981人 (2006年度)

 

アムトラック列車情報:

列車名 経路

CASCADES

[ Vancouver, BC - Seattle, WA - Portland, OR - Eugene, OR ]

COAST STARLIGHT

[ Seattle, WA - Portland, OR - Sacramento, CA - Los Angeles, CA ]

EMPIRE BUILDER

[ Portland, OR - St. Paul / Minneapolis, MN - Chicago, IL ]



Photo 1 Photo 2

駅舎ホーム側
2001年8月20日

 

シカゴ方面(東方向)をのぞむ
2001年8月20日

Photo 3 Photo 4

駅のすぐ先に旋回橋があります
2001年8月20日

旋回橋が開いている状態
2001年8月20日

Photo 5 Photo 6

シアトル方面(北方向)をのぞむ
2001年8月20日

ロサンゼルス方面(南方向)をのぞむ
2001年8月20日

2003年に再訪しました。
Photo 6 Photo 7

駅舎西側
2003年6月26日

駅舎西側
2003年6月26日

Photo 8 Photo 9

駅舎入口
2003年6月26日

駅舎東側
2003年6月26日

Photo 10 Photo 11

待合所とチケットカウンター
2003年6月26日

バンクーバーダウンタウン (バスターミナル付近)
2003年6月26日

Photo 12 Photo 13

シアトル方面をのぞむ
2003年6月26日

ロサンゼルス方面をのぞむ
2003年6月26日





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