RICHMOND
Main Street Station
VIRGINIA
(RVM)


チェサピーク&オハイオ鉄道(C&O)とシーボード・エアーライン鉄道(SAL)によって1901年に建造された駅舎で、石とレンガを使用したフランス・ルネッサンス様式の建物です。 メインストリート(Main street)に面しているので、メインストリート駅と呼ばれています。 この駅はアムトラックが発足した1971年に旅客列車が廃止され、その後は旅客駅としては使用されていませんでしたが、2003年12月18日に再びアムトラックの駅として蘇りました。 私はこの駅を開業前の2003年4月に訪れましたが、まだ改修中で駅舎内部には入れませんでした。 その後は訪れていないので、開業後の姿は知りません(早く再訪しないと)。 メインストリート駅はアムトラック係員のいる有人駅です。 毎日営業していますが、週末(金~日)は営業時間が変わります。 この駅はリッチモンドのダウンタウンの近くに位置していて、ビジネス客の利用を見込んでいるようですが、停車する列車はリージョナル号の1日2~3往復のみの設定となっています。 リッチモンドにはこのメインストリート駅の12キロほど北西に元々アムトラックの駅があり(Staples Mill Road Station)、フロリダ州のマイアミとニューヨークを結ぶ長距離列車などはそちらから発着しています。 メインストリート駅に停車するリージョナル号はステープルズ・ミル・ロード駅にも停車します。 この新しいリッチモンド駅の開業により、「リッチモンド」という名の駅は3駅(このバージニア州の2駅と、カリフォルニア州に1駅)となりました。 「ボストン」(サウス、ノース、バックベイの3駅)に続き、同名駅3駅の仲間入りをしました。 フィラデルフィア在住の宇関陽一さんからメインストリート駅に関する情報を頂きましたので、ここで紹介いたします。 宇関さんありがとうございます。

「あの駅はどうもリッチモンド市内の治安悪化によりクローズになったようですね。 70年代80年代と、あの駅周辺(Shockoe Bottom)は西にビジネス街と東に飲食・繁華街の狭間に位置していて、吹き溜まりのような場所だったようです。 それから、その繁華街のさらに東側にはChurch Hillという場所があるのですが、そこはリッチモンドでも一位二位を争う治安の悪さだったそうです。 ダウンタウンの眺めは良いのですが・・・・。 それが一応James川や運河周辺整備を中心とした市の力によって、徐々に治安は回復していってるようで、Main St.駅のオープンも僕達は治安回復の証として捉えています。 あの駅ができると市内観光(いくところも少ないですが)は徒歩の範囲になるでしょう。」(原文)

メインストリート駅の約5キロ北西には旧ユニオンステーション(Broad Street Station)があります(所在地: 2500 West Broad Street)。 1919年に開業した駅舎で、シーボード・エアーライン鉄道(SAL)やアトランティック・コーストライン鉄道(ACL)が使用していました。 1971年にそれらの鉄道会社の旅客部門はアムトラックに引き継がれ、その後アムトラックが1975年まで営業していました(1975年以降はStaples Mill Road Stationを使用)。 旅客列車の廃止後は科学博物館(Science Museum of Virginia)へと転用し今に至ります。

 

再訪記:
2007年8月に再訪しました。 1回目の訪問時はまだ営業前だったので、今回が実質初訪問になります。 2003年に開業しているのに、いまだに駅前の付帯施設が工事中でした。 まあアムトラックではよくあることなので今更驚きませんが。 駅舎を入るとまずは1階のホールで、ここには警備員が駐在しています。 そして待合所のある2階へと上がります。 2階には1階よりも天井の高いホールがあり、なかなか広々としています。 その2階のホールにはバルコニーが付いていて、外気に触れることが出来ます。 バルコニーからの景色はハイウェイの高架橋が視界を占めていて眺望はききませんが、アムトラックの列車が東方向(ニューポート・ニュース方面)に向かう路線を眺めることが出来ます。 同じく2階部分の北側にアムトラック用の待合所があります。 バルコニーとは反対側になるので少し薄暗い場所です。 昔あった櫛形ホームは現在使用していないので、そのホームに続く北側の壁は塞がれています。 今は東側にプラットホームが設けられていてますが、列車到着時以外は施錠されているので入れません。 この駅は無人駅ですが、待合所には警備員がいるので安心です。 アムトラック係員はいませんが、自動券売機(Quik-Trak)はあるので切符の購入や発券は出来ます。 もう一度ホールに出て、駅舎の様子をよく目に焼き付けておきます。 こうして
昔のままに再現された駅舎を見ていると、よく復活したなと素直に感動してしまいます。 蘇ったリッチモンド・メインストリート駅、ぜひ訪れてみてください。 

 

駅情報:

所在地

1500 East Main Street
Richmond, VA 23219

Map

経緯度

北緯37.53度 西経77.43度

標高

12 / 40ft

人口

197790

駅員

無人駅

駅舎

レンガ・石造り駅舎、1901年建造

乗降客数

10982人 (2006年度)

 

アムトラック列車情報:

列車名

経路

REGIONAL

[ Boston, MA - New York, NY - Washington, DC - Newport News, VA ]



Photo 1 Photo 2

駅舎正面
2007年6月16日

駅舎正面入口
2007年6月16日

Photo 3 Photo 4

1階のホール、警備員駐在で安心
2007年6月16日

2階のホール
2007年6月16日

Photo 5 Photo 6

アムトラックの待合所
2007年6月16日

ホームへの出口 (列車到着時以外は施錠)
2007年6月16日

Photo 7 Photo 8

2階部分にあるバルコニー
2007年6月16日

バルコニーから東方向をのぞむ
2007年6月16日

Photo 9 Photo 10

駅の東側 (プラットホーム側)
2007年6月16日

駅前から西方向をのぞむ (Main Street)
2007年6月16日

Photo 11 Photo 12

リッチモンド・ダウンタウン (Main Street)
2007年6月16日

バージニア州議事堂 (リッチモンドは州都です)
2007年6月16日

ここから下は2003年訪問時の写真です。
Photo 01 Photo 02

駅舎正面(改修中)
2003年4月29日

駅舎正面(改修中)
2003年4月29日

Photo 03 Photo 04

駅の北東側
2003年4月29日

駅の北西側
2003年4月29日

Photo 05 Photo 06

駅付近のメイン・ストリート(東方向をのぞむ)
2003年4月29日

Union Station of Richmond (科学博物館)
2003年4月29日

Photo 07 Photo 08

ユニオン・ステーションの文字が見える
2003年4月29日

駅舎内部(科学博物館)
2003年4月29日





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